2011年12月31日

今年もありがとうございました。

大変な年であった平成23年(2011年)もあと少しで終わり、新たな年が始まります。被災した方々や
つらい出来事があった方が、明るく前向きな気持ちで進める年となるよう、願うばかりです。

吉見書店も7月に長田店を新規開店し、経理・労務面でも変革を行うなど、大きな変化の年でした。
10月にはセノバ開店に伴い市内最大級の丸善&ジュンク堂書店の参入、老舗・江崎書店さんが
パルシェ店を増床し呉服町の本店を閉めるなど、市内の書店事情も激変しました。

そんな中、吉見書店を利用してくださるお客様に、心より感謝申し上げます。竜南店・長田店は、
年末年始も無休で営業しておりますので、年明けもどうぞよろしくお願い致します。


  16:40頃から、長女が撮影した浅間山に沈む今年最後の日の入りです。親子で太陽を
  拝みました。初日の出も良いですが、年の瀬の日の入りも感慨深いものですね。

併設のサーティワンアイスクリームは今年最後の31(サーティワン)の日で大忙し。スタッフの皆様、
お疲れ様でした!大晦日の今日と明日1/1、明後日1/2は、開店は平常通り9:50ですが、閉店が
通常より3時間早い19:00となります。よろしくお願い致します。

私事で恐縮ですが、12月27日に母方の祖父が急逝し、30日が葬儀でした。急逝といっても、
101歳でしたので大往生だと思います。90代までとても元気で、いつも励ましてくれた祖父でした。
明治・大正・昭和・平成と、激動の時代を生き抜いてきた祖父の長い人生を思うと、身内ながらも
すごいなぁと敬服します。参議院議員も務め、大きな志を持ち、また俳句や茶道、釣りやゴルフ等
趣味も多彩、手先が器用で庭仕事や料理も得意で、オシャレでマメ(せっかちでもありましたが)な
人でした。藤沢の伯父や従兄弟家族が献身的に介護・看病をしてくれて、とてもありがたかったです。



そんな祖父を見送って、読みたくなって本棚から取り出した絵本をご紹介しますね。評論社発行
スーザン・バーレイ さく・絵、小川仁央 「わすれられない おくりもの」です。この絵本は、管理人が
前職でお世話になった静岡市静岡中央子育て支援センター所長の山岸陽子先生が、保育の研修
でご紹介くださったものです。先生が読んでくださって、感動して購入しました。子どもというより、
大人にプレゼントしたい絵本かもしれません。文も絵も素晴らしく、胸を打つ絵本です。

みんなに慕われていたアナグマは年をとって死んでしまい、誰もが悲しみます。でも、アナグマは
だれにも何かしら思い出と、別れた後でも宝物となるような、知恵や工夫を残してくれたのです。
祖父も周りの人にたくさんの宝物を残してくれたと思います。死は誰にも訪れます。いつの日か
分かりませんが、自分も宝物が残せるような生き方ができるといいです。そして1日1日を大事に
過ごしていきたいと切に思う年の瀬…。来たるべき新しい年が希望に満ちたものとなりますように。
  


Posted by ㈱吉見書店 at 23:49Comments(0)書店のこと・ご挨拶